「GitHubをオンプレミスで使いたいけど、無料プランはあるの?」——セキュリティやコンプライアンスの観点から、ソースコードを社内サーバーで管理したいという企業が増えています。
結論から言うと、GitHubのオンプレミス版(GitHub Enterprise Server)に無料プランはありません。ただし、目的によっては代替手段があります。
本記事では、GitHubの各プランの違い、オンプレミス版の費用感、そしてコストを抑えてソースコードを社内管理する方法を徹底解説します。
GitHubのプラン構成を整理
まず、2026年時点のGitHubのプラン構成を整理しましょう。
| プラン | 月額(1ユーザー) | デプロイ形式 | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | クラウドのみ | 個人・小規模チーム |
| Team | $4 | クラウドのみ | 中小企業 |
| Enterprise Cloud | $21 | クラウド(専用) | 大企業 |
| Enterprise Server | $21 | オンプレミス | セキュリティ重視企業 |
ポイントは、オンプレミスで利用できるのはEnterprise Serverのみという点です。FreeプランやTeamプランはすべてGitHub社のクラウドインフラ上で動作します。

GitHub Enterprise Server(オンプレミス版)の特長
GitHub Enterprise Serverは、GitHubの機能を自社サーバーまたはプライベートクラウドにインストールして利用するプランです。
主な特長
- ソースコードが自社内に保管:外部にデータが出ない
- ネットワーク制御:VPN経由のみアクセス可能に設定可能
- カスタム認証:SAML/SSO、LDAP連携に対応
- コンプライアンス対応:ISMAP、SOC2などの監査要件を満たしやすい
- GitHub Actions:CI/CDも自社ランナーで実行可能
費用の目安
GitHub Enterprise Serverの費用は1ユーザーあたり年間約$252(月$21)です。100名の開発チームなら年間約$25,200(約380万円)が目安となります。
これにサーバーのハードウェア費用、運用コストが加わります。
GitHub Free/Team vs Enterprise Server:6項目比較
| 比較項目 | Free / Team | Enterprise Server |
|---|---|---|
| データ保管場所 | GitHub社クラウド | 自社サーバー |
| 月額費用 | $0〜$4/ユーザー | $21/ユーザー |
| ネットワーク制御 | インターネット経由 | VPN/社内LAN限定可 |
| 認証連携 | 基本のみ(Teamで一部) | SAML/LDAP/SSO |
| 監査ログ | 限定的 | 詳細な監査ログ |
| カスタマイズ | 不可 | サーバー設定を自由に変更 |
無料で使いたい場合はGitHub Freeを使うことになりますが、ソースコードはGitHub社のサーバーに保管されます。オンプレミスで使いたい場合はEnterprise Serverが必須で、無料にはなりません。
関連記事:オンプレミスとクラウドの違い
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GitHubオンプレミスの無料代替手段3選
Enterprise Serverのコストが合わない場合、以下の無料で利用できるオンプレミス対応のGit管理ツールを検討できます。
1. GitLab Community Edition(CE)
完全無料のオープンソースGitプラットフォームです。GitHubに近いUI/UXで、CI/CD機能も内蔵しています。
- 費用:$0(CE版)
- 対応:Docker / Kubernetes / ベアメタル
- 特長:CI/CDパイプラインが組み込み
2. Gitea
軽量なセルフホスト型Gitサーバーです。少人数チームに最適で、リソース消費が少ないのが特長です。
- 費用:$0
- 対応:Linux / Docker / Windows
- 特長:メモリ使用量が非常に少ない
3. Forgejo
Giteaからフォークしたコミュニティ主導のプロジェクトです。より自由なライセンスで運用できます。
- 費用:$0
- 対応:Linux / Docker
- 特長:コミュニティガバナンス

導入判断フローチャート
自社に最適な選択肢を判断するために、以下のフローを参考にしてください。
Q1. ソースコードを自社サーバーに置く必要がありますか?
– いいえ → GitHub Free / Team で十分です
– はい → Q2へ
Q2. GitHub の UI/機能が必須ですか?
– はい → GitHub Enterprise Server(有料)
– いいえ → Q3へ
Q3. 予算はありますか?
– 予算あり → GitHub Enterprise Server または GitLab EE
– 無料で始めたい → GitLab CE / Gitea / Forgejo
関連記事:オンプレミスとは
オンプレミスでのAI活用:コード管理だけじゃない
ソースコードのオンプレミス管理を検討している企業は、セキュリティを重視していることが多いでしょう。同じ理由で、社内のナレッジ管理やAIチャットボットもオンプレミスで運用するケースが増えています。
GBase OnPremは、社内のドキュメント・議事録・マニュアルなどをAIが自動で検索・回答生成するオンプレミスソリューションです。
- Advanced RAGで社内文書を高精度に検索
- データは一切外部に出ない
- 最短2週間で導入可能

関連記事:AIチャットボット|生成AIオンプレミス
よくある質問(FAQ)
Q1. GitHub Enterprise Serverに無料トライアルはありますか?
はい、GitHub社は45日間の無料トライアルを提供しています。自社サーバーにインストールして評価できます。
Q2. GitHub Enterprise ServerはAWSやAzure上にも構築できますか?
はい、可能です。自社データセンターだけでなく、AWS、Azure、GCPのプライベート環境にもデプロイできます。ただし、この場合はクラウドの利用料も別途かかります。
Q3. GitLab CEからGitHub Enterprise Serverへの移行は難しいですか?
GitLabにはエクスポート機能があり、リポジトリ単位での移行は比較的容易です。ただし、CI/CD設定やIssueの移行には追加作業が必要です。
Q4. 開発者10名以下の場合、オンプレミスGitは必要ですか?
コンプライアンス要件がなければ、GitHub TeamやFreeで十分なケースが多いです。ただし、防衛・金融・医療分野では少人数でもオンプレミスが求められることがあります。
関連記事:オンプレミスセキュリティ
まとめ
GitHubのオンプレミス版(Enterprise Server)に無料プランは存在しません。ただし、GitLab CEやGiteaなどの無料代替ツールを使えば、コストゼロでソースコードのオンプレミス管理が可能です。
選定の際は、セキュリティ要件・予算・チーム規模・必要な機能の4つを軸に検討してください。そして、ソースコード管理だけでなく社内のAI活用もオンプレミスで統合したい場合は、GBase OnPremのようなソリューションもぜひご検討ください。
