GBase On Prem
株式会社荏原製作所 公式ロゴ

導入企業

株式会社荏原製作所

外部に出せない技術文書を、
社内AIで安全に活用する。

設計図・技術仕様書・社内規程など機密性の高いデータを外部に出さず、オンプレミス環境のRAG検索AIで活用。
技術情報検索の所要時間を 30分→2分(93%削減) に短縮。

お問い合わせ・ご相談

導入効果

数字で見る、導入の成果

9/10

導入満足度

CPS推進部・関係者評価

93%

技術情報検索 時短

30分 → 2分

95%

社内規程検索 時短

20分 → 1分

0件

情報漏洩リスク

完全閉域・データ主権確保

導入の背景と課題

機密データを外に出せず、汎用AIでは精度が不十分

株式会社荏原製作所は、ポンプ・送風機・冷却装置など産業機械の世界的な総合メーカーである。創業1912年以来、110年以上にわたり蓄積してきた設計ノウハウ・技術仕様書・社内規程は、同社の競争力の源泉そのものだ。

生成AIの登場と共に、社内でも活用検討が進んだ。だが、ここで重大なジレンマが生じる。クラウド型の汎用AIに自社の機密技術情報を渡せば、設計図や仕様書といった「漏えいすれば事業に致命的な影響を与える資産」が外部サーバーに渡ることになる。データ主権・情報セキュリティポリシーの観点から、これは許容できない。

一方、機密情報を渡さずに汎用AIを使った場合、得られる回答は一般論にとどまった。製造現場が必要としているのは「この設計仕様で、この温度条件で、過去にどんな対応をしたか」といった、専門家レベルの具体的な知見だ。

CPS推進部の担当者は当時の状況をこう振り返る。「汎用AIでは、製造業の現場で求められる"専門家レベルの回答"には届かない。かといって、重要な技術情報を外部に出すこともできませんでした」──この二律背反を解く方法を、同社は探していた。

機密データを扱う環境での AI 活用の前提については、オンプレミスAIのセキュリティ解説もあわせてご参照ください。

選定の決め手

「外に出さず、専門家レベル」を両立する仕組み

荏原製作所が GBase OnPrem を選定した決め手は、4 つの条件を一つの構成で満たせる点だった。

① 完全閉域 — すべての処理を社内ネットワーク内で

設計図・技術仕様・社内規程といった機密データは、社外のサーバーへ一切送信されない。情報漏洩リスクはゼロ、コンプライアンス・データ主権の要件を確実に満たす。

② 80Bパラメータの日本語高精度モデル

検証の結果、80B(800億パラメータ)モデルは一部タスクで GPT-4o mini と同等レベルの精度を実現。製造業の専門用語・社内固有の表記も、社内文書のRAG検索を併用することで高い精度で扱える。

③ NVIDIA H100 + 4-bit 量子化で現実的なハード要件

NVIDIA H100 GPU 2 基(各 80GB)構成と、4-bit 量子化技術により、80B クラスのモデルを既存データセンター内に収まる規模で運用できる。

④ RAG で「荏原仕様の AI」が育つ

社内文書をアップロードするだけで、Retrieval-Augmented Generation(RAG)の仕組みにより、自社固有の知識を反映した回答ができる「荏原専用AI」へ成長していく。外部ベンダーの専門人材を別途配置する必要はない。RAG の仕組みは RAGとは?仕組みと導入方法で詳しく解説しています。

導入のプロセス

POC 約 2 ヶ月、専門知識を必要としない社内ナレッジ構築

荏原製作所は CPS(Cyber Physical Strategy)推進部を中心に、現在 約 2 ヶ月にわたる POC(概念実証)として運用を継続している。導入における特徴は、AI 専門人材を新たに揃える必要が無かった点にある。

社内ナレッジベースは、現場の担当者が技術文書・社内規程・過去案件資料を シンプルにアップロードするだけ で構築できる。ファイル解析・チャンク分割・ベクトル化はシステムが自動的に処理し、利用者は従来のファイル整理感覚で運用を進められる。

またハードウェアの選定・設置・運用ハンドオーバーまで、Sparticle のオンプレミスチームが伴走支援。POC 期間中の応答精度チューニングまで含めて支援することで、社内側の負荷を最小化している。社内ナレッジベース構築の進め方はナレッジベース構築ガイドもあわせてご参照ください。

POC 運用での効果

情報を探す時間が、判断する時間に変わった

POC 運用を通じて、CPS推進部の担当者からは 「満足度 10 点中 9 点」 という高い評価が寄せられている。具体的な業務改善は次の通り。

技術情報検索

30分 → 2分

93% 削減

社内規程検索

20分 → 1分

95% 削減

技術文書横断検索

45分 → 3分

93% 削減

定量効果に加え、これまで「外に出せない」がゆえに AI 検証から除外されていた機密データを、社内環境で安全に AI 活用検証できるようになったことも大きな価値となっている。

お客様の声

現場からの評価

汎用AIでは、製造業の現場で求められる"専門家レベルの回答"には届かない。かといって、重要な技術情報を外部に出すこともできませんでした。GBase OnPrem は、その両方を一度に解決してくれた仕組みです。

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CPS推進部 担当者

株式会社荏原製作所

貴社の機密データも、
外に出さず AI で活用しませんか?

製造業・自治体・金融など、機密性の高いデータを扱う組織向けに、貴社環境内でのオンプレミス AI 構築をご提案します。
POC からの段階的な導入も可能です。